ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)ワクチンに関する重要なお知らせ
ヒトパピローマウイルス(HPV)について
子宮頸がんの発生に関わっているウイルスです。
子宮頸がんは、特に若い世代の女性の子宮頸がん罹患が増えています。日本では、毎年約1万人の女性がかかる病気で、毎年2,900人の女性が亡くなっています。
子宮頸がんのほとんどが、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で生じることが分かっており、その発症や死亡の減少が期待できる方法として、HPVワクチンの接種と、子宮頸がん検診の受診の2つがあります。
9価HPVワクチンでは、子宮頸がんの80%(パーセント)から90%(パーセント)を予防できます。
また、ワクチンでは防げないHPV感染もあるため、20歳以上の方は、子宮頸がん検診を定期的に受診することが大切です。寒川町では、対象となる方(年度末年齢20歳以上、偶数歳)へ子宮頸がん検診の受診券を送付しています。また、平成15年4月2日~平成16年4月1日生まれの女性に無料受診券ハガキを送付しています。そちらもご活用ください。
HPVワクチンについて
HPVワクチンは、公費によって接種できるワクチンの一つです。
HPVワクチンの接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれですが、重いアレルギー症状や神経系の症状が起こることもあります。
接種については、下記HPVリーフレット等を必ずお読みいただき、本人、保護者、医師でよく相談して判断してください。
HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(概要版) (PDFファイル: 2.8MB)
HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(詳細版) (PDFファイル: 3.6MB)
ワクチンを受けた後注意すること(接種する前にお読みください) (PDFファイル: 1.3MB)
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)ワクチン接種後の副反応の相談や救済制度について(町HP)
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省HP)
HPVワクチン(子宮頸がん等予防ワクチン)について(神奈川県HP)
中学1年生相当の方へ
中学生が標準的な接種期間とされていることから、今年度中学生になられた方でHPVワクチンの接種を始めていない方を対象に、厚生労働省が作成したリーフレット(概要版)をお送りしました。
リーフレットの内容をご確認いただき、接種についてご判断ください。
キャッチアップ接種について
積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方へキャッチアップ接種を行っています。
令和6年度キャッチアップ接種対象者
平成9年4月2日生まれから平成20年4月1日生まれまでで、HPVワクチンを今までに3回接種していない女子。
定期接種対象ワクチンは、サーバリックス(2価)とガーダシル(4価)、シルガード(9価)です。
詳しいワクチンの受け方は、下記「キャッチアップ接種リーフレット」および「HPVワクチンの受け方」をご確認ください。
キャッチアップ接種リーフレット(PDFファイル:2.2MB)
任意接種償還払い制度について
積極的勧奨が差控えられていた期間に、定期接種の機会を逃し、定期接種の対象年齢を過ぎてからHPVワクチン接種を自費で受けた方に、接種費用をお支払いします。
対象 下記をすべて満たす方
平成9年4月2日生まれから平成17年4月1日生まれの女性
令和4年3月31日までに自費でHPVワクチン(2価、4価、9価)の任意接種を受けた方
令和4年4月1日に寒川町に住民票のある方
償還払いを受けようとする接種回数分のキャッチアップ接種を受けていない方
申請期限 令和7年3月31日
申請に必要なもの
1 任意接種償還払い申請書
2 振込口座が確認できる通帳やキャッシュカードの写し
3 接種記録が確認できるもの(母子健康手帳、予防接種済証など)
4 3が提出できない場合は、任意接種償還払い申請用証明書
5 領収書
6 被接種者および申請者の氏名・住所・生年月日が確認できるもの
(運転免許証や健康保険証など)
1および2、3または4は、必ず提出していただきます。
5は必須ではありませんが、償還金額に影響します。
償還金額
領収書があれば、領収書の金額をお支払いします。
医療機関で金額について、任意接種償還払い申請用証明書に記載がある場合、証明の金額をお支払いします。
接種費用の証明書類がない場合、任意接種日時点での、町HPVワクチン定期接種単価を接種回数分お支払いします。
任意接種償還払い申請用証明書(PDFファイル:281.9KB)
高校1年生相当の方とキャッチアップ接種対象の方へ
定期接種で受けられるのは今年度までです
次の生まれ年に該当する方が、全額公費(無料)で接種できるのは今年度までです。
<高校1年生相当>
平成20年(2008年)4月2日から平成21年(2009年)4月1日までの間に生まれた女子
<キャッチアップ接種対象者>
平成9年(1997年)4月2日から平成20年(2008年)4月1日までの間に生まれた女子
標準的には、1回目の接種から3回目の接種までに約6か月間かかります。
接種を希望する方は、令和6年9月までに接種を開始しましょう。
なお、対象者で接種が完了していない方を対象に、次のはがきを送付しています。
HPVワクチンの受け方
定期接種対象者
接種時に寒川町に住民登録のある小学校6年生から高校1年生に相当する女子。
平成9年4月2日生まれから平成20年4月1日生まれまでで、HPVワクチンを今までに3回接種していない女子。
高校1年生相当の方は、3月31日までが全額公費負担期間です。
接種の仕方
ワクチンは従来の2種類から、令和5年4月1日から1種類増え、3種類になりました。
どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。
ワクチンは取り寄せが必要な場合があります。必ず医療機関に連絡をしてから、受診してください。
ワクチンごとの接種間隔等
1 サーバリックス(2価) 3回接種
1回目から1か月以上(標準は1か月)あけて2回目
1回目から5か月以上かつ2回目から2か月半以上(標準は1回目から6か月以上)で3回目
2 ガーダシル(4価) 3回接種
1回目から1か月以上(標準は2か月)あけて2回目
2回目から3か月以上(標準は1回目から6か月以上)あけて3回目
3 シルガード(9価) 2回接種または3回接種
1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合(2回接種)
1回目から6か月以上あけて2回目
1回目の接種を15歳になってから受ける場合(3回接種)
1回目から1か月以上(標準は2か月)あけて2回目
2回目から3か月以上(標準は1回目から6か月以上)あけて3回目
持ち物
母子健康手帳 筆記用具 予診票(藤沢市、海老名市、平塚市の実施医療機関での接種を希望する場合に限る)
母子健康手帳がない場合は、「予防接種済証」を発行するので町へご連絡ください。
接種する場合は、事前に実施医療機関に予約をしましょう。
接種を受ける前に、「予防接種と子どもの健康」または「各対象のリーフレット」をお読みください。
実施医療機関
寒川町、茅ヶ崎市と一部の藤沢市、海老名市、平塚市が、実施医療機関の区域です。
実施医療機関は、下記からご確認ください。
藤沢市・海老名市・平塚市の実施医療機関での予防接種の受け方
1 事前に、子育て支援課に藤沢市・海老名市・平塚市の実施医療機関で予防接種を受けたい旨を連絡する。
2 子育て支援課から、希望の予防接種の予診票を、窓口や郵送で受け取る。郵送の場合は、届くまで1週間ほどかかります。日程に余裕をもってご連絡ください。
3 医療機関に予防接種の予約をとる。
4 予約日に、予診票、母子健康手帳、筆記用具、体温計を持って受診し、予防接種をお受けください。
保護者の同伴について
HPVワクチンは、接種後に立ちくらみがしたり、血の気が引いて、時に気を失うことも報告されているので、保護者同伴での接種が原則です。
やむを得ない事情により保護者が同伴できず、接種対象者が13歳以上の場合
「保護者が署名した予診票と同意書」を医療機関に持参することで、保護者が同伴しなくても予防接種を受けることができます。
事前に予診票を医療機関からお受け取りいただき、効果や副反応を十分理解したうえで保護者の署名をし、お子さんに持参させてください。
注意 お子さんが13歳未満の場合は、保護者の同伴が必要です。
保護者以外の親族等の方がお子さんに同行して接種を受ける場合
「保護者が署名した委任状と予診票」を医療機関に持参する必要があります。
同意書と委任状はこちらからダウンロードできます。
子宮がん検診について
ワクチンを接種していても、子宮頸がんにかかる可能性はあります。子宮頸がんは早期に発見し手術等の治療を受ければ、多くの場合、命を落とさず直すことができる病気です。
20歳になったら、ワクチン接種をしていても、していなくても、2年に1回、必ず子宮がん検診を受けましょう。
町の子宮(頸部)がん検診の対象者
1 20歳以上で、年度末(3月31日時点)で偶数歳の女性
2 子宮頸がん検診無料受診券を交付された女性
詳しくは、下記をご確認ください。
HPVワクチンの接種の勧奨に関する経過
平成25年4月からHPVワクチンが定期接種化され、HPVワクチン接種後に、広い範囲に広がる痛みや、手足の動かしにくさ、不随意運動等を中心とする「多様な症状」が起きたことが副反応疑い報告により報告されてきました。
HPVワクチンの副反応については、平成25年6月14日に開催された専門家の会議において、これまでに収集された医学的情報をもとに分析・評価され、ワクチン接種の有効性と比較した上で、定期接種を中止するほどリスクが高いとは評価されませんでした。
その会議では、接種部位以外の体の広い範囲で持続する疼痛の副反応症例等について十分に情報提供できない状況にあることから、接種希望者の接種機会は確保しつつ、適切な情報提供ができるまでの間は、積極的な勧奨を一時的に差し控えるべきとされました。
そのため、町はこれまで個別通知により予防接種を受けることを勧めるなどの積極的な対応を控えていました。
そうした状況の中、令和2年10月9日付で、厚生労働省から、定期接種の対象者及びその保護者に、HPVワクチンについて知っていただき、その接種について検討・判断するために必要な情報を提供するよう通知され、令和3年11月26日には、令和4年4月から個別勧奨を再開するよう通知がありました。
これを受けて、町としてもこのホームページを通して、HPVワクチンに関する情報を提供させていただくものです。
この記事に関するお問い合わせ先
子育て支援課のびのびすくすく担当
住所:253-0196
神奈川県高座郡寒川町宮山165番地
電話:0467-74-1111(内線:165、166)
ファクス:0467-74-5613
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2024年08月27日