倉見才戸遺跡
(寒川町No6遺跡)
倉見才戸(くらみさいど)遺跡は、相模川と、その支流にあたる目久尻川に挟まれた標高15メートルの相模野台地南西部に所在する遺跡です。平成3年より11回ほど発掘調査が実施され、弥生時代中・後期の環濠(集落の周りをめぐらせた溝)集落や奈良・平安時代の住居址、中近世の堀などが発見されています。
特に弥生時代中期の大型住居からは、当時としては貴重な玉類などの装飾品や、儀式などに使ったと考えられる石製品、また鉄製品などが出土し、この時期の拠点的集落とも考えられます。
第1次調査区全景
写真中央の楕円形の穴が弥生時代中期の大型住居址

第1次調査、弥生時代中期:Y6号住居址
長軸で約11.8メートルの大型住居。多数の遺物が発見されました。

第11次調査、中近世:障子堀址
障子堀とは堀の底に土塁状の障害物を設けている堀のことです。

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更新日:2013年02月19日