vol.8 人生100年時代の親と子~認知症を知り、関わり方を考える~

更新日:2023年04月04日

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vol.8 人生100年時代の親と子~認知症を知り、関わり方を考える~

こんにちは。認知症地域支援推進員の桜井愛美です。

自分の近しい人が、「もしかして認知症かな?」と思ったら、早めに受診することをお勧めしています。
この頃ご家族からよく相談されるのが「本人が認知症の自覚がなくて困っている。いくら言っても認知症だと認めないんだ。」というものです。「お前は認知症なんだから!」「私は違うわ!」といったやりとりが目に浮かびます。

認知症は一般的に、病識がないのが特徴です。認知症になると、ご本人にとっては、意図せず忘れてしまうことで失敗が増え、責められたり落ち込むことが増えます。
自分が認知症だと認めるのはつらいことです。病識がないのは、そんな苦しみから逃れるためではないかと私は思います。

認知症を疑ったら早めに受診してほしいのは、まず周囲の人が変わる必要があるからです。忘れることも、失敗することも、認知症という病気が引きおこすことです。
本人を責めるのではなく、認知症を認めさせるのではなく、周囲の人が“忘れること”を受け入れてほしいと思います。大切な人がいつも笑顔でそばにいてくれたら、ご本人もきっと笑顔になるはずです。
(広報さむかわ2023年4月号掲載)

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