vol.4 人生100年時代の親のお話~認知症を知る~

更新日:2022年09月15日

ページID : 15195

vol.4 人生100年時代の親のお話~認知症を知る~

こんにちは。認知症地域推進員の桜井愛美です。
今回は認知症の基礎知識についてお話しします。

認知症は脳の病変から起こります。脳は私たちの活動をコントロールする司令塔の役目を担っていますので、脳が障がいを受けることで様々な不都合を引き起こし、生活に支障をきたす症状が出てきます。

「認知症」とは実は病気の名前ではなく、症状のことを言います。認知症を引き起こす疾患は、主なものに「アルツハイマー型認知症」「脳血管性認知症」などがあり、認知症全体のおよそ7割を占めています。

ところが認知症の原因となる疾患はとても多く、70種類程あるといわれています。そのうち例えば「正常圧水頭症」による認知症は、治療により治る可能性があります。
治せるかどうかや、疾患によって症状の出方や使用する薬も違うため、早めに医師の診断を受けることが大切です。

しかし早期診断・早期治療できれば認知症が治せるかというと、完治できる認知症は少ないのです。それでも早期に診断を受けることは、どんな認知症なのかを知り、今後どのように関わっていけばよいのかを考えることができるため、とても大切です。

認知症は完治が難しいですが、認知症の人を笑顔にし、進行を遅らせるには、周りの人の関わり方が大きく影響します。次回は関わり方についてお話します。
(広報さむかわ2021年4月号掲載)

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

高齢介護課介護保険担当
住所:253-0196
神奈川県高座郡寒川町宮山165番地
電話:0467-74-1111(内線:131、132、133、134、135、136)
ファクス:0467-74-5613
メールフォームによるお問い合わせ