vol.1 人生100年時代の親のお話

更新日:2022年09月15日

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vol.1 人生100年時代の親のお話

こんにちは。認知症地域支援推進員の桜井愛美です。
突然ですが、皆さんの親御さんはお元気ですか?

子どもはつい「自分の親はいつまでもしっかりしているはず」と思いがちですが、気付けば親も年を取っています。年を取るということは、身体が衰えていくということです。人生100年時代と言われる今であっても、100歳まで元気に身の回りのことをすべて自分でできる人はごくごくわずかです。

そこで私たち子どもに必要なのが、親ができなくなることに気づく目線です。
どのようなことができなくなっているか、生活は成り立っているかを確認して、早めにサポートすることが、親に長く元気でいてもらう秘訣になります。

「年を取った親と一緒に住みながらも、仕事が忙しくて朝と晩だけ顔を合わせる生活をしていたら、知らないうちに親が認知症になっていた。 気付いたときには自分で食事もとれなくなっていた」ということも実際にあります。親の変化に早めに気付くアンテナを持つことが大事です。

遠くに住んでいてなかなか様子を見に行けないという人は、年末年始やお盆に帰省した時がチャンスです。普段様子を見ていないことで「何だかおかしいな?」という変化に気付きやすいからです。親御さんの様子を確認してみましょう。

1.足腰が弱くなってきている
足腰が弱くなると、歩ける距離が短くなります。買い物や病院の受診などに苦労しているかもしれません。かがむ姿勢がつらかったり、立ったり座ったりが大変かもしれません。掃除や洗濯、調理が難しくなっていませんか。
衣類の洗濯や台所の食器のたまり具合、室内外の手入れの様子などを確認してみましょう。

2.気力が落ちている
外出することをおっくうがっていませんか。定期的に老人会に行くなどの人との交流はありますか。閉じこもりや鬱は認知症を招くこともあります。近しい人が亡くなった後などは特に要注意です。

3.言動がおかしい
何度説明しても同じことを繰り返し聞く、冷蔵庫に腐ったものが入っている、約束を覚えられない、怒りっぽくなった、いつも同じ服ばかり着ているなどの様子はありませんか。もしかしたら、認知症の始まりかもしれません。専門医に相談することも考えましょう。
「なんだかおかしいな?」と思ったら、まずは寒川町地域包括支援センターにご相談ください。
(広報さむかわ2020年7月号掲載)

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