vol.5 人生100年時代の親と子~認知症を知り、関わり方を考える~

更新日:2022年09月15日

ページID : 15186

vol.5 人生100年時代の親と子~認知症を知り、関わり方を考える~

こんにちは。認知症地域支援推進員の桜井愛美です。
認知症の人への関わり方を考えるにあたって、まずは認知症にはどのような症状があるのかお伝えしていきます。

認知症には中核症状と呼ばれる4つの症状があります。
1つ目は、なかなか覚えられず最近のことから忘れていく「記憶障がい」、
2つ目は、日付や曜日、季節の感覚などの低下によって予定を把握できなくなる「見当識障がい」、
3つ目は、考えるのに時間がかかる「理解・判断力の障がい」、
4つ目は、物事を段取りよく進められず、手順を間違えて鍋を焦がしてしまうなどといったことが起こる「実行機能障がい」です。

では、どうしたらいいでしょうか。
予定を忘れてしまうなら、記載するカレンダーを1つ決めましょう。考えるのに時間がかかるなら、急かさずに待つことが大切です。手順を間違えて鍋を焦がしてしまうなら、一緒に料理するのはどうでしょう。
認知症の人は、できることとできないことが混在しているので、周囲に理解されにくく、責められてしまうことがあります。

認知症の人に寄り添い、認知症の人ができないこと、わからなくなっていることは何かを考え、一つひとつ補うことが大切です。それが上手に関わるポイントです。
(広報さむかわ2021年6月号掲載)

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

高齢介護課介護保険担当
住所:253-0196
神奈川県高座郡寒川町宮山165番地
電話:0467-74-1111(内線:131、132、133、134、135、136)
ファクス:0467-74-5613
メールフォームによるお問い合わせ