下水道の仕組み

更新日:2023年11月27日

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下水道の役割について

下水道は日常生活において、雨で降ってきた水(雨水)とお風呂やトイレ等で使用した水(汚水)の2つの水処理を行っています。

雨水処理とは雨が降った際に、道路や地面に降った雨水を排除して浸水を防いだりして、町内に雨水が溜まらないよう処理する役割を果たしています。

汚水処理とは日常生活でのお風呂やトイレ、経済活動で事業所から排出された水などの汚れた水を下水道管に通して下水処理場(柳島水再生センター)できれいにして快適で衛生的な毎日を送れるようにする役割を果たしています。

主に皆様に使っていただいている下水道は、家や道路など地下にある施設のため、普段はあまり目にすることはありませんが、非常に身近であり、日常生活に深く関わっています。

公共下水道の仕組み

下水道処理方法について

下水処理方法は以下の2つの方法があります。

分流式(ぶんりゅうしき)下水道

汚水と雨水をそれぞれ別々の下水道管で流して処理する方法。

分流式

合流式(ごうりゅうしき)下水道

汚水と雨水を1本の下水道管で流して処理する方法。

合流式

下水道の役割として、水質保全も担っているため、寒川町では全域、環境に配慮した処理方法として分流式を採用しており、汚水は下水処理場(柳島水再生センター)で処理されるため、川や海への汚水の流出がありません。

しかし、分流式下水道は汚水管と雨水管に分けるため、合流式に比べ、費用がかかっています。

排水量について

下水道では流す量としてm3(立米 りゅうべい)という単位が使われます。

1m3(立米 りゅうべい)=1000リットル 1m3(立米 りゅうべい)=牛乳パック(1リットル)1,000本分

1m3(立米 りゅうべい)=お風呂(一般的な数量) 1回に200リットル 5回分

現在の下水道使用料基本料は 2か月徴収の場合 16m3(立米 りゅうべい)で1,643円(税込)

2か月で牛乳パック(1リットル)16,000本分を流して1,643円ということになります。

排水について

公共下水道事業について

公共下水道事業は、地方財政法上の公営企業とされ、その事業に伴う収入によってその経費を賄い、自立性をもって事業を継続していく「独立採算制の原則」が適用されており、「雨水公費・汚水私費」の原則があります。

雨水公費とは、雨は自然現象であり、雨水を排除する受益は町民全体に及ぶことからそのための費用は税金(町税)で負担するという考え方です。

これに対して、汚水私費とは汚水が日常生活や生産活動等により生じるものであり、その排出量に応じて下水道の使用者(下水道使用料)に負担していただくという考え方です。

この原則にのっとり、下水道事業の汚水排除に伴う費用については皆様からいただく下水道使用料により運営がされています。

この記事に関するお問い合わせ先

下水道課管理担当
住所:253-0196
神奈川県高座郡寒川町宮山165番地
電話:0467-74-1111(内線:334、335、336、337、338)
ファクス:0467-75-9906
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