特定外来生物クビアカツヤカミキリにご注意を

更新日:2024年08月16日

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クビアカツヤカミキリとは

 クビアカツヤカミキリは、特定外来生物に指定されている侵入害虫で、国内では2012年に愛知県で初めて確認されて以降、生息域が広がっています。

 人体に影響はありませんが、サクラ、ウメ、モモ等のバラ科の樹木を加害し、枯死等の被害をもたらすため、拡散した場合、生態系や、景観、農業などに大きな被害が予想されます。

 幼虫が入り込んでいる樹木からは、フラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)が、樹木の幹や地面に大量に排出されます。放っておくと樹木が衰弱し、やがて枯れてしまうおそれがあります。

被害を拡大させないために、

・成虫は、見つけ次第踏みつぶすなどで、駆除をお願いします。

・フラスがでている木は、入り込んでいる幼虫を薬剤や針金などで駆除してください。薬剤注入後などは駆除を確認するため、既存のフラスを除去し、新たにフラスが発生しないことを確認してください。

クビアカツヤカミキリ

 クビアカツヤカミキリの成虫         幼虫が排出したフラス

クビアカツヤカミキリの特徴

クビアカツヤカミキリ
原産地 中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム
体長 20~40ミリメートル(触覚を除く)
特徴 光沢のある黒色で前胸が赤い
生態 幼虫は樹木の内部で1~3年過ごし、食い荒らす。その後、5月下旬~8月頃に成虫となって出現し、木の幹や枝の樹皮に産卵する。秋から春にかけて、かりんとう状のフラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)を排出する
被害樹木 サクラ、ウメ、モモ等のバラ科の植物

防除のポイント

・被害木は速やかに伐採して、焼却・粉砕等することが効果的です。            

・その他にも、成虫の活動時期前後(5~8月)にネットを被害木に巻きつけることや、農薬を散布することも効果があります。

(注意)クビアカツヤカミキリは特定外来生物に指定されているため、飼養、保管、運搬、輸入、野外への放出等は禁止されています。

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