スクミリンゴガイの駆除
農家の方へのお願いです。
ここ数年町内で目撃され、駆除している スクミリンゴガイ(通称:ジャンボタニシ) は、環境省の 要注意外来生物リスト にも掲載されており、水生植物を食害し生態系や農業に被害を及ぼす恐れがあるため、早期拡大防止に務めなければなりません。
スクミリンゴガイの目撃情報がありましたら、情報をお寄せ下さい。また、防除対策としては、次のとおり1月から始めるのが有効となっていますので、防除につきまして、皆様のご理解ご協力をお願いいたします。
スクミリンゴガイの特徴
- 摂食量がすさまじく、水温が高いほど摂食量が増加する。
- 稲が大きくなるとほとんど食べない。
- 卵塊を水上の植物やコンクリート壁に生み付ける。
- 耐寒性はそれほど高くなく、マイナス3度ではほとんどの個体が3日以内に死亡する。
- 水温15度から35度で活発に動き、14度以下では休眠に入る。
町内での繁殖場所
- 一之宮9丁目(寒川高校南側)
- 田端と一之宮9丁目境界の水路
- 一之宮9丁目と大曲3丁目の境界周辺
- 寒川町消防署北側の水路
作業時期 |
目的 |
作業内容 |
備考 |
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1月 から 2月 |
殺貝 |
〇表土がある程度乾いて堅い状態になった時、ロータリー耕で砕土すると、貝が粉砕される。 〇1月中旬から2月上旬に耕起すると、生き残った貝が寒気にさらされて、死滅・防除できます。 |
〇耕うん時には走行速度を遅くし、回転数を早くする。浅く細かく耕すと貝が破壊される。 〇数回耕起すると効果的 |
4月 から 5月 |
進入防止
食害防止 |
〇水田取水口にネットや金網を設置する。 〇田面は均一とし、深水部をつくらない。
〇成苗を移植する 〇苗の移植を早めにする。 〇移植後は2から3週間、浅水管理を行う。 |
〇網目は5ミリ以下が望ましい。
〇柔らかく小さい稲を好むため、稚苗の被害が大きい。 〇気温が上昇すると貝が活発になるため。 〇水深4センチ以下。 |
9月 から 10月 |
殺貝 |
〇石灰窒素を散布する。 |
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全期間 |
殺貝 |
〇貝を発見したら捕獲し圧殺する。 〇卵塊は水中に削り落とす。 (注釈)削り落としの目安 【4月から5月】2週間毎 【6月から9月】1週間毎 |
〇貝は素手で触らない 〇卵は水中で呼吸できない。 |
更新日:2024年03月07日