スクミリンゴガイの駆除

更新日:2024年03月07日

ページID : 2204

農家の方へのお願いです。

 ここ数年町内で目撃され、駆除している スクミリンゴガイ(通称:ジャンボタニシ) は、環境省の 要注意外来生物リスト にも掲載されており、水生植物を食害し生態系や農業に被害を及ぼす恐れがあるため、早期拡大防止に務めなければなりません。

 スクミリンゴガイの目撃情報がありましたら、情報をお寄せ下さい。また、防除対策としては、次のとおり1月から始めるのが有効となっていますので、防除につきまして、皆様のご理解ご協力をお願いいたします。

 

スクミリンゴガイ(長いヒゲが特徴)
壁面に生み付けられた卵塊

スクミリンゴガイの特徴

  • 摂食量がすさまじく、水温が高いほど摂食量が増加する。
  • 稲が大きくなるとほとんど食べない。
  • 卵塊を水上の植物やコンクリート壁に生み付ける。
  • 耐寒性はそれほど高くなく、マイナス3度ではほとんどの個体が3日以内に死亡する。
  • 水温15度から35度で活発に動き、14度以下では休眠に入る。
稲に生み付けられた卵塊

町内での繁殖場所

  • 一之宮9丁目(寒川高校南側)
  • 田端と一之宮9丁目境界の水路
  • 一之宮9丁目と大曲3丁目の境界周辺
  • 寒川町消防署北側の水路
時期別の防除対策

作業時期

目的

作業内容

備考

1月

から

2月

殺貝

〇表土がある程度乾いて堅い状態になった時、ロータリー耕で砕土すると、貝が粉砕される。

〇1月中旬から2月上旬に耕起すると、生き残った貝が寒気にさらされて、死滅・防除できます。

〇耕うん時には走行速度を遅くし、回転数を早くする。浅く細かく耕すと貝が破壊される。

〇数回耕起すると効果的

4月

から

5月

進入防止

 

 

 

 

食害防止

〇水田取水口にネットや金網を設置する。

〇田面は均一とし、深水部をつくらない。

 

 

〇成苗を移植する

〇苗の移植を早めにする。

〇移植後は2から3週間、浅水管理を行う。

〇網目は5ミリ以下が望ましい。

 

 

 

 

〇柔らかく小さい稲を好むため、稚苗の被害が大きい。

〇気温が上昇すると貝が活発になるため。

〇水深4センチ以下。

9月

から

10月

殺貝

〇石灰窒素を散布する。

 

全期間

殺貝

〇貝を発見したら捕獲し圧殺する。

〇卵塊は水中に削り落とす。

 (注釈)削り落としの目安

【4月から5月】2週間毎

【6月から9月】1週間毎

〇貝は素手で触らない

〇卵は水中で呼吸できない。

 

この記事に関するお問い合わせ先

環境課環境保全担当
住所:253-0196
神奈川県高座郡寒川町宮山165番地
電話:0467-74-1111(内線:432、435)
ファクス:0467-74-1385
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