帯状疱疹予防接種について

更新日:2025年04月01日

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令和7年4月1日から定期接種が始まります。任意接種も継続します。

帯状疱疹とは

 

帯状疱疹は、過去に水痘(みずぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが加齢や過労、ストレス、免疫抑制による免疫低下が原因で、再活性化することによって、神経に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る『帯状疱疹後神経痛』があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は70歳代で発症する方が最も多くなっています。

不活化ワクチン接種後2回目の接種については、生ワクチンでの交互接種は認められません。

(注意)定期接種・任意接種いずれも助成を受けられるのは1人につき1回のみ(不活化ワクチンは2回まで)

 

帯状疱疹予防接種について

帯状疱疹予防接種には、「乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)」と「水痘ワクチン(生ワクチン)」があります。

 「乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)」については、予防効果及び安全性が2017年10月に米国食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)から承認され、米国・カナダ・欧州等世界18か国で使用が開始されております(令和4年1月現在)。日本においては50歳以上の成人の帯状疱疹予防として令和2年1月から任意接種として実施されています。

 「水痘ワクチン(生ワクチン)」は、水痘予防としての水痘ワクチンとして1歳以上の者に対する水痘の予防(1から2歳で2回)を目的として定期接種となっているところですが、平成28年3月に帯状疱疹の予防(任意接種)を目的とした接種が可能となりました。

 

対象者

  • 定期接種
  1. 寒川町に住民登録があり、年度内に65歳を迎える方。
  2. 60~64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり日常生活がほとんど不可能な方。
  3. 令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70、75、80、85、90、95、100歳となる方も対象となります。(注意)100歳以上の方については、令和7年度に限り全員対象となります。
  • 任意接種

定期接種の対象者を除く、寒川町に住民登録がある接種日現在50歳以上の方

(注釈)助成を受けられるのは、1人につき1回のみ(不活化ワクチン2回まで)

 

  • 費用

 定期接種

  ・不活化ワクチン:10,000円を2回まで

  ・生ワクチン:3,500円

 任意接種

  ・不活化ワクチン:1回あたり10,000円の助成

   (25,000円の医療機関の場合自己負担額は15,000円)

  ・生ワクチン:3,000円の助成

   (10,000円の医療機関の場合自己負担額は7,000円)

 

生活保護受給の方は費用負担が変わります。接種費用については健康づくり課までお問い合わせください。

接種までの流れ

1.接種希望ワクチンを決める

以下の2種類(不活化ワクチン・生ワクチン)よりお選びいただけます。

種類

【不活化ワクチン】

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

【生ワクチン】

乾燥弱毒性水痘ワクチン

接種方法

筋肉内接種(2回接種)

皮下接種(1回接種)

接種間隔

通常1回目から2か月後に接種

(遅くとも6か月後までに接種)

接種できない方

 

免疫の状態に関わらず接種可能

病気や治療によって、免疫が低下している方

は接種出来ません

接種に注意が

必要な方

筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です

輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください

効果

接種後1年時点

9割以上の予防効果

6割程度の予防効果

接種後5年時点

9割程度の予防効果

4割程度の予防効果

接種後10年時点

7割程度の予防効果

主な副反応

70%以上

注射部位の疼痛

30%以上

注射部位の発赤、筋肉痛、疲労

注射部位の発赤

10%以上

注射部位の腫れ、胃腸症状、悪寒、発熱

注射部位のそう痒感、熱感、腫脹、硬結

1%以上

痒み、倦怠感、全身疼痛

発疹、倦怠感

(注意)合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で不活化ワクチンは9割以上、生ワクチンは6割程度と報告されています。

(注意)頻度は不明ですが、不活化ワクチンについてはショック、アナフィラキシー、生ワクチンについてはアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎がみられることがあります。

2.町内及び茅ヶ崎市内の実施医療機関で接種 

接種方法

次の「持ち物」をお持ちの上、実施指定医療機関で接種をお受けください。

(注釈)医療機関により、接種の取り扱い(接種曜日、時間、予約の有無等)が異なります。予約が必要な場合は、直接医療機関へご連絡ください。

持ち物

 (1)本人確認書類(運転免許証、マイナ保険証等)

 (2)接種券(定期対象者のみ)

 (3)自己負担金

 (4)身体障害者手帳(該当者のみ)

 (5)生活保護受給証明書(該当者のみ)

接種場所

寒川町内の医療機関

 

【不活化ワクチン】乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

・神部医院

・木島医院

・寒川駅前クリニック

・さむかわ富田クリニック

・寒川病院

・高山産婦人科・内科

・たけむら内科クリニック

・永田外科

・玉井小児科

・林こどもクリニック

・原田医院

・横山外科・胃腸科

 

【生ワクチン】乾燥弱毒性水痘ワクチン

・さむかわ富田クリニック

・寒川病院

・高山産婦人科・内科

・たけむら内科クリニック

・永田外科

・林こどもクリニック

・原田医院

・横山外科・胃腸科

 

茅ヶ崎市内の実施医療機関については「令和7年度帯状疱疹予防接種実施医療機関一覧」をご確認ください。

(注釈)助成に申請は必要ありません。指定医療機関にお支払い頂く金額がすでに助成後の金額となっています。

(注釈)町指定医療機関以外で接種希望の場合は、接種前と後に、書面による申請が必要です。詳しくは健康づくり課へお問い合わせください。

接種の前にお読みください

副反応について

予防接種においては、接種後一定の期間内に身体的反応(副反応)が生じることがあります。予防接種による副反応のほか、偶発的に発症した疾病による場合もあります。
副反応を起こさないためにも、接種前の体温測定や医師の予診をしっかりと受け、注意事項等の説明を聞き、ご自身で納得した上で接種を受けてください。

 

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり課健康づくり担当
住所:253-0196
神奈川県高座郡寒川町宮山165番地
電話:0467-74-1111(内線:731、732、733、734、735、736)
ファクス:0467-74-9141
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