帯状疱疹予防接種費用の一部助成について

更新日:2024年04月15日

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令和6年6月1日から帯状疱疹予防接種の助成が始まります

注釈)令和6年5月31日以前の接種は助成されませんので、ご注意ください

寒川町では、帯状疱疹の発症や重症化を予防するためにワクチン接種を希望される方の経済的な負担を軽減するため、令和6年6月1日から接種費用の一部を助成します。
帯状疱疹の発症予防にはワクチン接種が有効な方法の一つと言われていますが、帯状疱疹ワクチンの予防接種は、現時点では国が予防接種法で定める定期接種とはなっておらず、自己の判断と費用負担による任意接種となっています。
全ての予防接種について同様ですが、予防接種には副反応の発生の可能性もあることから、事前に十分に医師と相談の上、接種をご検討ください。

 

帯状疱疹とは

 帯状疱疹は、水ぼうそうと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因の病気となっており、子どものころに感染した「水痘・帯状疱疹ウイルス」が体の中で再活性化する皮膚の病気です。日本人の成人90%以上はこのウイルスが体内に潜んでいて、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。

 帯状疱疹の主な症状として、体の左右どちらかに生じる痛みやかゆみを伴う発疹です。皮膚症状が治癒した後も痛みが残ることがあり、これは帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる合併症で、帯状疱疹の後に一定の頻度で発症してしまいます。

 発症したら合併症などを起こさないためにも、帯状疱疹の疑いがある場合は速やかに受診しましょう。

 

帯状疱疹予防接種について

帯状疱疹予防接種には、「乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)」と「水痘ワクチン(生ワクチン)」があります。

 「乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)」については、予防効果及び安全性が2017年10月に米国食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)から承認され、米国・カナダ・欧州等世界18か国で使用が開始されております(令和4年1月現在)。日本においては50歳以上の成人の帯状疱疹予防として令和2年1月から任意接種として実施されており、有効性が50歳以上で97,2%、70歳以上で89,2%といずれの年齢層においても優れた予防効果を示しております。

 「水痘ワクチン(生ワクチン)」は、水痘予防としての水痘ワクチンとして1歳以上の者に対する水痘の予防(1~2歳で2回)を目的として定期接種となっているところですが、平成28年3月に帯状疱疹の予防(任意接種)を目的とした接種が可能となりました。水痘ワクチンを50歳以上に接種した場合、50歳~60歳代で約90%、70歳代で約85%に免疫が上昇し、接種から約5年間、帯状疱疹発症予防効果の持続がされたとの報告がございます。

 

対象者

寒川町に住民登録があり、接種日現在50歳以上の人

(注釈)助成を受けられるのは、1人につき1回のみ(不活化ワクチン2回まで)

 

接種までの流れ

1.接種希望ワクチンを決める

以下の2種類(不活化ワクチン・生ワクチン)よりお選びいただけます。

ワクチンの種類等

種類

【不活化ワクチン】

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

【生ワクチン】

乾燥弱毒性水痘ワクチン

接種方法 筋肉内接種(2回接種) 皮下接種(1回接種)
接種間隔

1回目から2か月後に接種

(遅くとも6か月後までに接種)

接種費用(A)

(注釈)医療機関によって異なります

20,000~30,000円程度

×(かける)2回

8,000~10,000円程度
助成額(B) 10,000円×(かける)2回 3,000円

自己負担額の目安(A-B)

(注釈)医療機関でお支払いください

10,000~20,000円程度

×(かける)2回

5,000~7,000円程度

(注釈)生活保護世帯に属する方は、助成額が異なりますので、健康づくり課へお問い合わせください。

2.町内実施指定医療機関で接種 

接種方法

以下の「持ち物」をお持ちの上、町内実施指定医療機関で接種をお受けください。

(注釈)医療機関により、接種の取り扱い(接種曜日、時間、予約の有無等)が異なります。予約が必要な場合は、直接医療機関へご連絡ください。

持ち物

 (1)本人確認書類(運転免許証、健康保険証、後期高齢者医療被保険者証等)

 (2)自己負担金

 (3)生活保護受給証明書(該当者のみ)

接種場所

寒川町及び茅ヶ崎市実施指定医療機関(調整中)

(注釈)町指定医療機関以外で接種希望の場合は、接種前と後に、書面による申請が必要です。詳しくは健康づくり課へお問い合わせください。

接種の前にお読みください

説明書は5月下旬に公開予定

副反応について

予防接種においては、接種後一定の期間内に身体的反応(副反応)が生じることがあります。予防接種による副反応のほか、偶発的に発症した疾病による場合もあります。
副反応を起こさないためにも、接種前の体温測定や医師の予診をしっかりと受け、注意事項等の説明を聞き、ご自身で納得した上で接種を受けてください。

【不活化ワクチン】乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

  • ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
その他の副反応は以下表をご確認ください。
 

10%以上

1~10%未満 1%未満 頻度不明
過敏症 蕁麻疹、血管性浮腫
皮膚 そう痒感、発疹、紅斑、多汗症
呼吸器 口腔咽頭痛、咳嗽

投与部位(注射部位)

疼痛、発赤、腫脹 そう痒感、熱感 注射部位反応、発疹、炎症、硬結、関節痛、内出血、浮腫、不快感
消化器 胃腸症状(悪心、嘔吐、下痢、腹痛)
精神神経系 頭痛 浮動性めまい、不眠症、傾眠、嗜眠
筋・骨格系 筋肉痛 関節痛、四肢痛、背部痛、筋骨格痛、頚部痛
感染症 鼻咽頭炎、気道感染、インフルエンザ感染、ヘルペス(口腔又は単純ヘルペス)感染
その他 疲労、悪寒、発熱 倦怠感、疼痛 インフルエンザ様疾患、無力症、冷感、熱感、食欲減退、回転性めまい

 

【生ワクチン】乾燥弱毒生水痘ワクチン

  • アナフィラキシー(頻度不明)
  • 血小板減少性紫斑病(頻度不明)
  • 無菌性髄膜炎(頻度不明)
その他の副反応は以下表をご確認ください。
 

5%以上

1~5%未満 1%未満 頻度不明
局所症状(注射部位)

発赤、そう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結

皮膚 発疹 紅斑、そう痒
筋・骨格系   関節痛、筋骨格痛
その他 倦怠感 動悸、疼痛

小脳性運動失調

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり課健康づくり担当
住所:253-0196
神奈川県高座郡寒川町宮山165番地
電話:0467-74-1111(内線:264、266)
ファクス:0467-74-9141
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