5から6か月頃(前期)の離乳食

更新日:2024年04月01日

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栄養士

 首のすわりがしっかりし寝返りができるようになる頃です

 食べ物に興味を示すようになったら離乳食を始めましょう

 緊張せず、リラックスして、ゆったりした気持ちで

この時期のポイント

離乳食を開始する時期です

  • 口を閉じてゴックンと飲み込む練習を開始します
  • 1日1回からはじめ、1か月くらいしたら2回に増やしていきます
  • なるべく毎日、同じ時間(できれば午前中)に食べさせてあげましょう
  • 離乳食の後は母乳、ミルクを飲みたいだけ飲ませてあげましょう

量にこだわらず、食べることの楽しさをはぐくみましょう 

離乳食の準備

  • 授乳間隔を少しずつあけて、お腹のすいている時間をみつけましょう
  • 家族の食事風景を見せてあげましょう
  • 離乳食を始める前の果汁や野菜スープなどの練習をする必要はありません
  • 離乳食に使うエプロン、スプーン、食器、調理器具などを準備しましょう

食物アレルギー対策

しっかり保湿し、肌をきれいに保ちましょう 

  • 肌のバリアがこわれるとアレルゲンが入りやすくなり食物アレルギーを発症しやすい体質になります

離乳食の開始時期を遅らせても食物アレルギーの予防効果はありません

離乳食開始のサイン

  • 首のすわりがしっかりし、支えてあげると座ることができる
  • スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
  • 大人が食事をしていると口をあけたり、よだれが出るなど食べ物に興味を示す

離乳食の進め方

1日1品、スプーン1杯からはじめ、その後ひとさじずつ増やしますが、量はあくまで目安です。食べる量が少なくても、この時期の栄養は母乳やミルクでしっかりとれているので心配しなくて大丈夫です

離乳食の開始はアレルギーの心配の少ない「米がゆ」から始め、「すりつぶした野菜」を追加し、さらに 「つぶした豆腐、白身魚、卵黄」を追加しながら、少しずつ食品を増やしていきます

味付けは調味料なしで、素材の味を大切にしましょう

はじめは「10倍がゆ」からスタート

  • 10倍がゆを小さじ1からあげてみましょう。最初は裏ごしして。ゴックンと飲み込む練習をします
  • 上手に飲み込めるようになったら小さじ2、小さじ3と10日くらいかけて増やしていきましょう。

あくまでも目安です。むりやり食べさせなくて大丈夫です

  • 裏ごしは1週間くらいを目安とし、その後はすりつぶしてあげましょう。上手に飲み込めないときはしばらく裏ごしを続けてください

10倍がゆの作り方

お米1に対して水10の割合で作ります。炊飯器のおかゆモードで作ると簡単です

おかゆと軟飯の作り方

進め方最初の2週間

おかゆに慣れたら野菜も食べさせてあげましょう

  • 最初はにんじん、じゃがいも、かぼちゃなどの根菜類やほうれん草などの葉物野菜などがおすすめです
  • 小さじ1程度食べられるようになったら次の野菜をあげてみましょう
  • 柔らかくゆで、すりばちなどでなめらかになるまですりつぶし、水分を加えてとろとろのポタージュ状にしてあげてみましょう

根菜類のすりつぶし

葉物野菜のすりつぶし

進め方2週間から3週間

次は豆腐、白身魚、卵黄を食べさせてあげましょう

おかゆ、野菜3種類程度が食べられるようになったら豆腐、白身魚、卵黄などたんぱく質の多い食品を食べさせてあげましょう

  • 脂肪分の少ない豆腐や白身魚から開始し、慣れてきたら卵黄に進みます
  • 卵黄は固ゆでのゆで卵を少量からあげるようにしましょう

豆腐や魚のすりつぶし

ゆでたまごの作り方

進め方3週間以降

食べられるようになったら2回食へ

開始して1か月くらいたち、おかゆ、野菜、白身魚などが食べられるようになったら、離乳食の回数を2回に増やしてみましょう

2回目の離乳食の量は1回目の3分の1から2分の1くらいから始め、徐々に同じ量に増やしていきます

ベビーフードについて

こんな時は、月齢にあったベビーフードを使ってみましょう

  • 量や固さ、味の確認
  • 不足しがちな栄養素を補いたい時
  • 献立を1品増やしたい時
  • 作る時間がない時
  • 外出、旅行、災害時の備えとして

上手に取り入れて離乳食を豊かなものに

食べさせ方

抱っこで離乳食

食べる姿勢

しっかりおすわりができるようになるまで、横向き抱っこであげると安定します

ベビーチェアを使用する場合は45度くらいに体を起こし、赤ちゃんの舌が床に並行になるようにしてください

スプーンの大きさと一口量

スプーンの大きさと一口量

ボール部の浅い小さめのものを用意しましょう

目安:量はスプーン半分くらい

スプーンの運び方

まっすぐ入れて、まっすぐ抜く

スプーンの運び方

  1.  下くちびるにのせる
  2.  上くちびるが、下りるのを待ち
  3.  口が閉じたらすーっと抜く

禁止食品

はちみつ、黒糖

乳児ボツリヌス症予防のために満1歳までは使わないでください

★乳児ボツリヌス症は便秘、ほ乳力の低下、元気の消失、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる、といった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります

この記事に関するお問い合わせ先

子育て支援課のびのびすくすく担当
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ファクス:0467-74-5613
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