岡田西河内遺跡

更新日:2013年02月19日

ページID : 2092

(寒川町No.68遺跡)

 

 岡田西河内(おかだにしこうち)遺跡は、相模川の支流にあたる目久尻川と小出川に挟まれた相模野台地南西端に位置する遺跡です。標高は台地裾部で10メートル、上部で15メートルほどになります。平成17年から23年にかけ、寒川駅周辺整備事業に伴う発掘調査が継続的に行われました。町内では2例目になる弥生時代中期の集落や、横穴式石室を伴う古墳(大神塚周辺古墳群)、中近世の堀や溝状遺構、道路状遺構など、様々な時代の様々な遺構が確認されました。

 

弥生時代中期66号住居址
 
住居址下方の穴は入口梯子穴と思われます。
 
その他の4つの穴は柱穴と思われます。
 
上方の2つ柱穴の間は炉です。
 
左下方には土器を伴う貯蔵穴が見えます。

弥生時代中期66号住居址

 

古墳時代、D号墳(大神塚周辺古墳群)

古墳時代、D号墳(大神塚周辺古墳群)

 

古墳時代、E号墳(大神塚周辺古墳)
 
ほぼ主体部(石室などの遺体を安置した場所)のみの残存でした。

古墳時代、E号墳(大神塚周辺古墳)

 

中近世、道状遺構
 
調査された中近世の溝や道状遺構は、区画整理前の道とほぼ同じ方向であり、戦国から江戸期の区画が現代まで引き継がれていたことが伺えます。

中近世、道状遺構

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