ダイオキシンについての解説

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ダイオキシンとは?

ダイオキシンとは塩素を含む有機化学物質の一種で、単一の物質ではなく、科学的に類似した構造を持つ物質のグループ(ダイオキシン類)
として定義されています。
その数は200種類以上あり、このうち、現在29種類が毒性を持っていると見なされています。
しかし、人への影響はまだよくわかっていないことが多く、さらに研究が進められています。

発生源は?

 物を燃やしたり、塩素を含む有機化合物の製造過程で生成されてしまう副生成物です。
主な発生源はゴミ焼却による燃焼ですが、製鋼用電気炉、自動車の排ガスなどの他にたばこの煙などからも発生します。
大規模な焼却施設では排ガス処理を行っていますが、それでも除去しきれなかったものが大気中に排出されるほか、使用が禁止された
PCBや一部の農薬に不純物として含まれていたものが土中や川底の泥などに蓄積している可能性があると言われています。
性質としては、水には溶けにくいが油や溶剤には溶けやすく、常温では安定していますが、800℃以上の高温ではほとんど分解します。

発生したあとは?

 詳しいことはわかっていませんが、大気中のものは他の粒子などに吸着し、地上に落ちて土や水を汚染し、また、長い年月の間に様々な
経路から土中などに蓄積されたものが、食物連鎖を通して取り込まれていくことにより、生物に蓄積されていくと考えられています。
その結果、我々はダイオキシン類を含む食物や空気を体に取り込むことになります。
毒性については「青酸カリより強く、人工物質としては最も強い」と言われますが、日常の生活で摂取される数十万倍の量を摂取した場合
のことであり、数世代に渡って蓄積された際の影響でさえもよくわかっていない状況から考えると、排出しないように努めることは当然必要
ですが、必要以上に恐れることはないと言えます。

環境基準

 媒体 基準値

  • 大気 0.6pg-TEQ/m3以下(年平均値)
  • 水質 1pg-TEQ/L以下(年平均値)
  • 底質 150pg-TEQ/g以下
  • 土壌 1,000pg-TEQ/g以下

 注釈:土壌で250pg-TEQ/g以上の場合、必要な調査を実施することとなっています。
 注釈:pg(ピコグラム)=1兆分の1グラム

対策について

 ダイオキシン類をできるだけ発生させないため、関連する事業所等では徐々に対策を進めてきていますが完全ではありません。
排出の割合が多いのはゴミ焼却施設であることから、発生源となるものを燃やすことのないようにゴミを減らしていくことも対策の一つです。
そのためには次のようなことが考えられます。
ご家庭で実践されているかどうか確認してみるとよいでしょう。

  •  ゴミ出しの際の分別をきちんとする。
  •  買い物袋を持参する。
  •  不要な包装は断る。
  •  エコマークなどの環境ラベルを参考に商品を選ぶ。
  •  詰め替えができる商品を選ぶ。
  •  省資源、省エネ型の商品を選ぶ。
  •  壊れたものもなるべく修理して使う。
  •  不用品はフリーマーケットなどを活用する。
  •  生ゴミ処理機の利用ができる場合は生ゴミを堆肥にする。

町では、平成15年度より大気中のダイオキシン類濃度を夏期・冬期の年2回、河川水中の濃度を年1回測定しています。
(16年度より河川底質3ヶ所、土壌5ヶ所の測定を追加 各年1回)

お問い合わせ先
環境課環境保全担当
〒253-0196
神奈川県高座郡寒川町宮山165番地
電話:0467-74-1111(内線:432、435)
ファクス:0467-74-1385
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