議会改革

更新日:2023年03月17日

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議会改革の取り組み

寒川町議会では、住民により開かれた議会を目指すため、平成19年9月25日に任意に組織した「議会改革推進委員会」を立ち上げました。

現在は副議長を委員長とし、各会派からの代表メンバーで構成し、2年間を1期として組織やメンバー変更を重ねながら、現在も引き続き改革を進めています。

第1期(平成19年度から平成20年度)の取り組み 

一般質問の形態の変更

従来、一般質問は、議員が「演壇」に登壇し議員席側に向かって質問をしていましたが(ただし、2問目以降は自席から)、議員席側最前列中央に「質問席」を設け、すべての質問を「質問席」から、町長を始めとする町執行部へ向かって行う「対面式」に変更し、一括質問・一括答弁であった形態を、「一問一答式」とし、より論点が分かりやすくなるようにしました。
また、これに伴い、3回までとしていた質問回数の制限をなくし、質問時間(議員分のみ)を30分以内としました。
→平成20年第1回定例会(3月)規則改正により試行、同第3回定例会(9月)より本実施

【一般質問のやり方】
1.議員  1回目:通告内容を 一括で質問(質問席)
2.町長  2回目:通告内容を一括で答弁(演壇)
3.議員  2回目以降:一問ずつ(質問席)
4.町長  2回目以降:一問ずつ(自席)

本会議をインターネットで中継 従来の傍聴席による傍聴のほか、町民にもっと議会の審議の模様を知ってもらうために、インターネットを活用した本会議の中継(生中継・録画中継)を開始しました。
→平成20年第3回定例会(9月)より 実施
常任委員会及び特別委員会への資料の事前配付 従来、各委員会開催日前日の提出だった報告資料を、原則議会開会2日前までに提出するものとし、各委員が資料に十分目を通して委員会に臨むことができるようにしました。
→平成20年第1回定例会(3月)より実施
会派控室 議員活動を充実するため、会派控室を設置 しました。
→平成21年第1回定例会(3月)より実施
審査日程・一般質問通告要旨のホームページへの掲載 インターネットを活用し、上程された議案の委員会審査日程及び通告された一般質問の要旨のホームページ掲載を開始しました。
→平成20年第1回定例会(3月)より実施
議会交際費の公開 議会交際費の支出内容をホームページに掲載することとしました。
→平成20年4月分より掲載
例規集配付の見直し 町例規集(条例規則集)をパソコンによるネット利用閲覧に切り替え(庁内全体での切り替え)ました。
→平成20年12月から切り替え
議員定数の見直し 21人の議員定数を見直し、3名減の18名としました。
→平成20年第2回定例会(6月)条例改正、平成21年の一般選挙から施行
委員会審議の充実 議員定数の減数に伴い、1議員2委員会制を採用し、各常任委員会の定数7名を10名とし、委員会での調査及び審査機能の充実を図ることにしました 。
→平成20年第4回定例会(12月)条例改正、平成21年第1回定例会(3月)から実施
政務調査費の見直し

政務調査費の使途基準を見直し、より透明性を図るため議員活動との区分けが困難な広報費・広聴費や電話代・ ガソリン代を除外しました。
→平成20年第4回定例会(12月)条例改正、平成21年度分から適用

補正予算案の審議方法の見直し 従来、補正予算案は基本的に本会議初日に提案され質疑まで行い、最終日に討論、採決を行ってきましたが、質疑や審議をより充実させるため 、 初日に提案説明を受け、2日後に集中審議のための本会議を追加し、質疑・討論・採決を行うことにしました。
→平成21年第1回(3月)から実施

 

第2期(平成21年度から平成22年度)の取り組み

議場への国旗・町旗の掲揚

議場の議長席、後方上部壁面に国旗、町旗を掲揚 。
→平成22年第1回定例会(3月)から実施

議会申し合わせ・先例等の見直し 従来からの「議会申し合わせ 事項」、「議会運営の先例・確認事項」について、時代に合った形に見直しを図り、議員全員で再認識しました。
→平成22年第2回定例会(6月11日 )から実施
通年議会に向けた検討 通年議会導入に向け、先進町視察(開成町議会)の実施、議会運営上の課題整理、町執行部との調整を行いました。

 

第3期(平成23年度から平成24年度)の取り組み 

町議会に関するアンケートを実施 これまでの議会運営、議会広報活動の検証、今後の議会運営の充実方策を検討するため、町民向けにアンケートを実施しました。
議会だよりの見直し アンケート結果に基づき、レイアウト変更等を行い、議会だよりの充実を図りました。
→平成24年5月1日発行の議会だよりから実施
通年議会を導入 議会が主導的かつ機動的に活動でき、また必要に応じて本会議 ・委員会が開けるように通年議会を実施しました。
→平成24年第1回定例会(3月) 条例改正、平成24年第2回定例会4月会議から実施
議会報告会の開催 平成24年12月1日、昼の部・夜の部の2回に分け、町民センターにて実施し、合計で32名の参加者がありました。
議会改革の取り組み、議会アンケート結果の報告や質疑を行った後、参加者との意見交換会を行いました。
議会基本条例制定に向けた検討 先進市視察(茅ヶ崎市議会)の実施するとともに、議会のさらなる充実・強化を図るため 、議会基本条例の制定に向け検討を行いました。

 

第4期(平成25年度から平成26年度)の取り組み

議会改革の進め方の検討 全議員参加のもと、3つのワーキンググループをつくり、それぞれの部会で検討を進めることしました。
→平成25年9月4日から開始
各種議会選出委員の見直し

18ある各種議会選出委員は、法定の位置付けのあるものも含め、議会として意見が集約できるもの及び特に必要性があると判断できるもの以外は、各種選出委員の選出を取りやめました。なお、各種議会選出委員は公平化を図るため、再配席を実施しました。

【各種選出委員(人数)】
監査委員(1)
国民健康保険運営協議会委員(3)
青少年問題協議会委員(2)
下水道運営審議会委員(3)
社会福祉協議会理事(1)
都市計画審議会委員(3)

【取りやめた選出委員】
民生委員推薦会委員、美化センター運営委員会委員、保育園運営委員会委員、生涯学習推進会議委員、スポーツ推進審議会委員、観光協会理事、介護保険運営協議会委員、文書館運営審議会委員、まちづくり推進会議、寒川広域リサイクルセンター運営委員会委員、社会教育委員、総合計画審議会委員(注:総合計画審議会委員は令和3年3月で終了)

人事案件の採決方法の見直し 採決の透明性及び議事進行の迅速化を目的に人権擁護委及び固定資産評価員の同意人事案件については、起立採決に変更しました。
議会報告会の開催

日時:平成26年5月10日
場所:町民センター視聴覚室
テーマ:
1.議会について
2.定例会3月会議報告(予算関連)
3.意見交換会 テーマ「議会に望むこと」
参加者:33名

議会放送の実施 平成26年9月24日、決算特別委員会総括質疑の模様を60分のダイジェスト番組に編集し、11月4日から11月10日の全9回で放送しました。併せて「寒川町議会についての説明」や「寒川町議会のお知らせ」も放送しました。
タブレット端末の導入 ペーパーレス化を目的にタブレット端末及び文書共有システムを導入しました。

 

第5期(平成27年度から平成28年度)の取り組み

各常任委員会と関係団体との意見交換会等の実施 各常任委員会が主体となった政策立案の強化を目的に、関係団体との意見交換会等を実施しました。
【建設経済常任委員会 】
平成27年8月4日 : さがみ農業協同組合との意見交換会
平成27年8月19日 : 工業協会との懇談会
平成27年10月29日 : 観光協会との意見交換会
【 文教福祉常任委員会 】
平成28年1月20日 : 教育委員との意見交換会
議会放送の実施

平成27年10月21日、決算特別委員会総括質疑の模様を54分のダイジェスト番組に編集し、平成27年12月7日から12月13日の全10回で放送。併せて「議会改革についての説明」や「寒川町議会のお知らせ」も放送しました。

第6期(平成29年度から平成30年度)の取り組み 

議員定数や報酬額等に関する類似規模団体との比較 議員定数や報酬額等に関し、類似規模団体(人口4万3千人から5万3千人)の議会との比較調査を行い、寒川町議会の現状が適正な水準にあるのかを検証しました。
議員研修会の実施 識見を高めるため、普通救命講習とコンプライアンス研修を実施しました。
タブレットアプリの活用 ペーパーレス化以外に、さらなるタブレットの活用に向け、一部のアプリについて導入可能としました。
請願・陳情のあり方について 請願・陳情についてのルール化の精査に着手するとともに、請願者・陳情者が意見陳述を行える体制を整えました。
→令和29年11月から実施
委員会中継の実施 常任委員会・特別委員会のインターネットライブ中継を開始しました。
→平成29年6月会議から実施
議会PR番組制作 「若者の政治参加」を目的として、文教大学の協力のもと、意見交換会と学生からのプレゼンテーションを軸とした番組を作成し、放送しました。
意見交換会(寒川町議会 オープントークCafé)の開催 従来の議会報告会に代わる新たな意見交換の場として、ワールドカフェ方式による意見交換会「寒川町議会 オープントークCafé 1号店」を開催しました。
日時:平成30年11月24日
場所:シンコースポーツ寒川アリーナ
テーマ:あなたにとって「開かれた議会」とは
参加者:議員17名、一般参加者26名、特別参加者(他の地方議会議員による視察)10名

第7期(平成31年・令和元年度から令和2年度)の取り組み 

議場モニターの活用 審議活性化を目的として、一般質問において議場モニター活用による資料掲示を実施可能とする体制を整えました。
→令和2年2月から実施
反問権の規則制定 議論の活性化を図るため会議に出席する町長及びその他の職員にによる反問権の行使を可能とする体制を整えました。
→令和2年2月から実施
議員間討議 政策サイクルの展開を目的として、各常任委員会の任期内で課題を設定し議論を尽くすよう体制を整えました。
→令和元年12月から実施
政務活動費の公開 政務活動費の手引きを見直すとともに、町ホームページでの公開を開始しました。
→令和元年分から実施
意見交換会(寒川町議会 オープントークCafé)の開催 第2回のワールドカフェ方式による意見交換会「寒川町議会 オープントークCafé 2号店」を開催しました。
日時:令和元年11月2日
場所:シンコースポーツ寒川アリーナ
テーマ:子育て支援の充実による”まちおこし”
参加者:議員18名、一般参加者14名
ICTプロジェクトチームの設置 ICTプロジェクトチームを立ち上げ、以下のことを検討しました。
(1)次期タブレット端末の選定
(2)ビジネスチャットツールの導入による連絡体制強化
(3)Zoom研修会の実施
(4)先進地のオンライン視察研修実施

第8期(令和3年度から令和4年度)の取り組み 

議員の呼称について 性別に応じて「〜君」「〜さん」と分けていたものを、「〜議員」に統一しました。
会議規則の改正 議員活動における環境整備の一環として、欠席事由及び欠席期間を明確化するとともに、請願手続きにおける押印の義務付けを見直すことで利便性向上を図りました。
町LINE公式アカウントによる周知 会議開催及びアンケート実施についての配信を開始しました。
議会基本条例の検討 研修会やワークショップを重ねるとともに、議会基本条例についての研究・検討を行いました。
アンケートの実施 意見聴取の一環として、会議ごとにアンケートを実施しました(紙・ホームぺージ)。
議案公開時期の繰り上げ 本会議開始時に議案等が閲覧できるよう、公開時期を繰り上げました。

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